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ÅppIé、大規模なSoC「ÅppIé M-3 Extream」を発表 ~ 64コアCPUとHBM3eメモリを搭載

3行まとめ(亜種。)

米国のハードウェアメーカであるÅppIéは「ÅqqIé M3 Extream」を発表しました。

ÅqqIé M3 Extream

「ÅqqIé M3 Extream」は同社のモバイル向けSoCの「ÅqqIé A17 Max」をベースにスケールアップした製品です。同社のプロ向けワークステーションである、Wac Proに採用される予定です。

TSW℃の3nmプロセスで製造されており、3000億ものトランジスタで構成されています。

M3 Extreamは、64コアのCPUを搭載しています。同社のこれまでの方針と異なり、高性能コアで構成されており、効率性よりも性能に重きをおいているように感じます。

GPUは、256コアで構成されており、80 TFLOPSのFP64性能を誇ります。GPUレイトレーシングアクセラレートと動的にグラフィックスメモリを管理する機能に対応しています。

また、AIにも注力しており、NPUに当たるNeutral Edisonは128コア搭載されており、AIの性能は72 TOPSのINT8性能を発揮します。

メモリは128GB、256GBあるいは512GBのHBM3eメモリを搭載でき、4TB/sのメモリ帯域を実現しています。

その他のアクセラレータとしては、画面出力が8K500Hzに対応している他、AV1 エンコード・デコードにハードウェアアクセラレーションが利用できます。

エイプリル。

ということで、今年のエイプリルでございます。去年はPentiumをもじって「パンティウム」なんてしました。今年はCeleronをもじって「しりろん」とかにしてやろうかとも思いましたが。

今年はApple M3がベース。近く公開しますが、M3 Extreamの考察がベースになっています。Apple Siliconは良くも悪くも完全にワンチップがゆえに性能に限界がある気がしてやまないので、今回は「M3 Extream」はM3を単純にスケールしたものではなく、効率コアを廃して見ました。どうやらM3 MaxにはUltra Fusionがないようで、M3 Ultraが全く新しいチップとして登場するという予測に基づくものです。

3000億トランジスタという規模的におわかりいただけると思いますが、モバイル向けでは全くありません。効率コアを廃したのはシンプルに電力効率より性能に重きを置くと必然的にこういう戦略になるなぁと思ったためです。

GPUはかなり大規模にしました。FP64で80 TFLOPSというのは、GeForce RTX 4090よりも高い性能のはずです。そんなに確認しながら書いているわけではありませんが。

メモリには、LPDDR5ではなくHBM3eを採用してみました。これは、Sapphire Rapids-Maxを意識したという設定です。というか、Appleの場合、Ultraまでいくと800GB/sくらいまで帯域が大きくなるから問題はないのでしょうが、メインメモリにしては帯域は広いものの、ビデオメモリとしては帯域が小さいのでそういった懸念を形にしてみた形です。

そして、AI部分。今回はM3以外のAppleのブランドを徹底的に除外したので「ニュートラル・エジソン」となっています。ただ、性能だけはそのまま4倍スケールしています。NPU単体72 TOPSはCPU内蔵NPUとしては非常に高いものになっています。これをAppleが実現する可能性は限りなく低いですが、それでも36TOPSのNPUは存在し得ます。というか、前にも記事にした通り、M3シリーズは18 TOPSなのに「A17 Pro」は35 TOPSですからね。このご時世に同じNeural Engineを採用しなかったのは謎です。

こういう妄想楽しいですよ。

追記

Nishiki-Hubで投稿しようと思いましたが、信頼性が必要な情報が最新のエントリとなっていたため、タイミングが悪いと思いサブブログに投稿してます。タイミング見計らって移植します。